[現場手帳]

何が一番重要なサービスか

景気が低迷して低価格競争に入ったときに、採算のあわない価格でとられたサプライヤーも、ここにきて息が続かなくなってきているケースもあるようです。
工場も、配送も、営業も、そのお客が価格があわないことを知ると、自ずとサービスの質が低下してしまいます。

そのため、お客も満足なサービスが受けられなくなり、改めてリネンの重要性に気付くという状況が増えているようです。

リネンが間に合わなくて、ホテルの部屋を提供できないとなると、非常に大きな問題ですから、何が一番重要なサービスであるかということを、お客側も気付いてきたわけです。

そして適正価格で、安定した品質と供給ができるところに切り換えるという動きが出てきています。

その際にどこに頼むかというと、以前にお付き合いのあったサプライヤーには話しづらいということもあり、普段足繁く通っている、息の長い営業をしているところへ話が入ることが多いとお聞きします。
品質の良いものを間違いなく届けるという、本来のサービスを基本に長いスパンで見た価格設定が大事になってきているのではないでしょうか。(K・K)