夏場、暑くてできなかった機械の点検、工場内のロスの見直しなどを行うには、秋口はよい時期といえましょう。
ひと夏の間に、ロールも夏バテしています。
特に潤滑系の油がなくなってしまっている。
あっても劣化していることがありますのでチェックが必要です。
モーターファンにはホコリがたまっていますので、掃除して取り除いてください。
バキューム内をはじめ、目にみえない部分も熱にやられていますので、点検を忘れないように。
ロールの定期的なチェック、メンテナンス、掃除は、火災防止などの安全面からも、生産性、品質の向上のためにも不可欠です。
乾燥機のフィルター点検なども重要です。
乾燥時間が長くなっている場合、フィルター、ヒーターの目詰まりが原因となっていることも考えられます。
リント除去とともに、定期的に掃除したい部分です。
また過乾燥になって品物を傷めていないか、あわせてチェックしてみてください。
フェイスタオルの補充が多いような場合(紛失は除く)は、過乾燥ぎみです。
自動化工場の場合、乾燥機が一杯で連洗が揺動待機するケースがあります。
1時間当たり120秒タクトで26~30回、高速連洗では36~40回、稼働時間にロスがないか生産日報で確認してみてください。
揺動待機でも水や洗剤を使用しますから、それだけで大きなロスが発生してしまいます。
これらの点検の実施で、工場内のロス、ムダもなくしましょう。