[現場手帳]

作業動線の見直し

効率の良し悪しを決めるひとつの要因に、作業動線があります。

無理、無駄の多い動線では、思うような生産性をあげることができません。動きが多くなるため作業者の疲労度も違ってきます。
機械化をはかっても、思うような効果があげられない場合は、この問題も充分に考えられます。

ホームクリーニングの仕上げ工程では、プレス機の配置を扇状にしたりするなど、作業の動線を短くする方法がよく用いられていますが、タオルフォルダーなどでも同じことが言えるでしょう。
仕上げ効率を上げるために、ハの字型に機械を設置する、放射線状に並べるなど、動線が短くなるように機械配置を見直してみてはいかがでしょうか。

昨今はバッグシステムやコンベアシステムなどで、自由度の高いレイアウトが組めるようになっており、動線に配慮した配置はしやすくなっています。
無理、無駄のないレイアウトにすることで、工場内の見通しがよくなり、全体的な作業環境も向上してきます。

工場内をきれいにしなければ、物の流れが見えてきませんし、何より暗い雰囲気を明るくできるという効果も期待できます。 (K・K)