[技術情報]

工場全般:効率的な集配作業

お客先での作業のやりやすさから、ワゴン車で集配するケースが多くなっています。
しかし、ワゴン車自体の重量に加え、濡れたタオル類などはかなり重くなりますから、ワゴン車にリネン品を満杯にすると、しばしば積載量が超過してしまうことも。

一般的に集配作業の形態としては、以下の3つにわかれると思います。

  • 集荷も配送もワゴン車
  • 集荷は運搬袋、配送はワゴン車
  • 集荷も配送も運搬袋

現在はワゴン車(バラ積み)と運搬袋の併用が一番多いようです。

お客先にワゴン車を預けておき、トラックの中はバラ積みにして、帰りの集荷をワゴン車にするという方法が効率よいのですが、手間がかかります。

そこで、できる限りお客先でシーツ、タオルなど品種別に運搬袋を分類してもらうようにします。 運搬袋は色別にして区分するとか、「シーツ」「タオル」など品名が書いたものを使うとお客先での分類も進むようです。

ワゴン車を中心にした場合、数が多くなりがちで、工場内にあふれるといったケースも少なくありません。
いろいろな弊害もでてきますので、注意が必要です。

バラ積みでは、シーツで品物を包んで回収してくることが多いようですが、この場合、リネン品が引きずられたり、汚れたりして、リネン品を傷めることがあります。
1500×1500ミリ程度の丈夫な風呂敷を利用して包むのがよいでしょう。

運搬袋はナイロン系とビニール系(ハイピー)にわかれますが、どちらの場合も製造工程の関係でサイズが若干大きくなっています。

標準サイズで420×420×850ミリ。これに一杯詰めると重量は乾燥状態でも20~30キロ、濡れていると40~50キロにもなります。

近年、バッグシステムが普及するにつれて、工場内での運搬袋の主流は片手で持てる(15~20キロ)程度の封筒状の袋に移っているようです。
この形状の運搬袋には取っ手付きや、製品が出しやすく加工してあるものなどもあります。

運搬袋は1日に何百回、何千回と持ち運ぶものですから、軽くて丈夫なものを選ぶようにしてください。