工場の火災事故には十分に注意しなければいけません。
特に乾燥後のタオル等の集合による潜熱発火、ロール機まわりのホコリへの引火など、出火の危険性がある部分には気をつけ、こまめにチェックするようにします。
具体的には、
などの確認作業があげられます。
ロール機周辺は定期的に掃除を実施していても、ホコリがたまってしまいます。見えないところも徹底的に掃除し、極力ホコリを取り除くようにしましょう。
ロールカバーを使用している場合は、カバーをはずし、ロール機内部も忘れずに掃除します。
また、工場内には常に消火用水と炭酸ガス消火器を用意しておくようにします。
消火の際、普通の消火器を用いると、ロールチェストにダメージを与えてしまいますので注意してください。
一度出火すると、たとえボヤでも、生産が元通りになるまでには多くの時間がかかります。
注意をしすぎるということはないので、工場全体で気を配り、チェックポイントをよく確認して、くれぐれも用心するようにしてください。